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【第5話】IPアドレスと対峙する人

さて、今回は「IPアドレス」という言葉について、今の自分のスキルレベルでどこまで掘れるか、ちょっと挑戦してみようと思う。

 

IPアドレスって、インターネット上の“資源”のひとつなんだって。要は、ネットにつながる機器を識別するための番号。しかも、それは世界に一つだけの“住所”でなきゃいけない。じゃないと、通信の宛先がバラバラになって、混乱や事故が起こっちゃう。

 

だから、この住所=IPアドレスは、世界中の機器に間違いなく割り振られるように、ちゃんとした仕組みで管理されている。今、その管理を担っているのが「ICANN」っていう非営利の国際組織らしい。

 

でも、もともとは「IANA」っていう業務名で、たった一人の研究者──ジョン・ポステル博士──が、すべてを担当していたんだって。名前だけ聞くとお堅い組織に思えるけど、最初はほぼ“個人事業”みたいなものだったなんて、ちょっと驚き。

 

当時のインターネットは、今みたいな商用利用じゃなくて、大学同士でやりとりするための実験的なネットワーク。軍事でもビジネスでもなくて、いわば“自動でやりとりできる電報”のような用途だったらしい。たぶん1980年代あたりかな。そのころは、まだ電話が通信の王様だった時代。

 

でも、電報ってさ、基本的に送りっぱなしでしょ?返事が欲しければ、相手から別で送ってもらわないといけない。でもインターネットは違った。メッセージが届いたかどうかを、自動で確認できるし、その結果によって「じゃあ次はこうしよう」って分岐もできる。

つまり、ちょっと先を行く「書留郵便」みたいな仕組みが、もうそこにあった。

 

「送れましたか?」→「はい」って即レスがくる世界。それって、当時としてはすっごく画期的だったはず。

便利だと思った人たちが、研究者ネットワークの中で口コミのように広めていって、気づけば世界中から接続希望が殺到したらしい。

 

でも、そんな中でポステル博士は、たった一人でIPアドレスの申請に応じて、コツコツ管理してたんだって。しかも、ただ管理するだけじゃない。彼の仕事の根底には、こんな精神があった。

 

「自由を支える秩序は、細心の注意と深い寛容によって築かれる。」

……痺れるよね。

 

インターネットって、世界中の違う環境や文化の上で動いてる。それでも、「壊れないように」「つながり続けるように」と、ちょっとくらいのミスや違いには目をつぶって、全体がちゃんと動くようにする──その哲学に私は、なんだか胸を打たれてしまった。

 

話が少し逸れたけど、IPアドレスって、基本は「世界にただひとつ」の番号。今この瞬間、あなたのパソコンが使ってるIPアドレスも、世界の中で唯一無二。それって、なんかロマンがあるよね。こういうのを「グローバルIPアドレス」って呼ぶ。

 

ちなみに、家の中とか会社のネットワーク内で使う「プライベートIPアドレス」ってのもあって、そっちはICANNの管理外。身内で自由に使える“仮の住所”みたいなイメージ。

 

で、もうひとつ大きな話がある。
世界中の機器がネットにつながるようになってきたせいで、IPアドレスの数が足りなくなってきたらしい。

 

今主に使われている「IPv4」っていう形式では、アドレスは32ビット構成。これで約42億通りあるらしいんだけど、スマホタブレットもIoTも──と、何もかもがネットにつながる時代では、とっくに足りなくなってきた。

 

そこで登場したのが、「IPv6」っていう次世代アドレス。これは128ビットで構成されていて、割り振れるアドレス数はなんと約340澗(がん)個。

数字で書くと:

340,282,366,920,938,463,463,374,607,431,768,211,456(2の128乗)

……って、桁が多すぎて笑っちゃう。いや、笑ってはいけない。

 

ちなみに、AI先生が言ってた名言なんだけど──

IPv4は「昭和の配給制度」、IPv6は「令和のフルオープンバイキング」。
「足りないから分け合う」時代から、「好きなだけ持てる」時代へ。

……うまいこと言うよね〜。妙に納得しちゃった。

 

IPアドレスについては、固定IPとか動的IPとか、まだまだ掘れば出てくるテーマがあるんだけど……それはまた今度にするよ。